親の背中。

すすきの

ひいじいCAFEでございます

当店はすすきのの路地裏にあるCAFE&BARです。

とはいってもメインとなるものは喫煙、喫煙者の肩身が狭い昨今、それを思う存分楽しもうというということで、CAFEを名乗ってはいるものの、シガーバーとして営業しております。

当然、全席喫煙可能です。タバコの種類も何でも来いですよ。

煙が出れば皆兄弟、煙に貴賎はございません。思う存分お酒を楽しみ、煙を楽しみましょう。

人間模様

自身、すすきのの住人という立場であるがゆえか、様々な人間模様を見られるんですよね。

それがポジティブなことやネガティブなこと、色々です。

様々あれど、ここでネガティブなことを語るつもりはありません。

なぜなら、すすきのは夢の国です。日ごろの喧騒を忘れ、美味しい酒に酔いしれる。

そして、明日への活力を蓄える場所だと個人的に思っているからですね。

そんな中、バーのマスターであるワタクシが日々の営業の中で嬉しいなと思うシチュエーションの一つであることをこれから綴りたいと思いますよ。

親子飲み

当店にはたまに、親を連れてきた、息子、もしくは娘を連れてきたという常連さんがいらっしゃいます。

そして、常連さんから店に対してお褒めの言葉をいただきつつ親子で飲み始める。

そんな姿を見るとほっこりとするわけです。

当店を気に入ってくれたのは何よりの誉(ほまれ)なのですが、親子で飲む、そういったことにワタクシは思い入れがあるのかもしれません。

運が良いことに、自身は決して裕福ではないものの幸せな家庭で育ちました。

そして団塊の世代2世のワタクシ、子どもの頃は将来に対し適齢期(当時は25~6歳)で結婚して子どもは2人、福利厚生がしっかりとした会社に勤め、40過ぎには20年ローンでマイホームを建てる、そういった未来が訪れると本気で信じておりました。

ところがどっこいですよ、自身の怠慢から歯車が狂いはじめ、少年時代に描いていた未来予想図とは大きく外れた生活をしております。

それもあって、今のワタクシは結婚はしておりますが自身の体の問題があったため、親子で飲むということが現実的に不可能となってしまいました。

とはいえ、現状の自身は幸せな生活を送っております。

社会に出るまでに思い描いた未来と真逆ではありますが、毎日楽しく暮らしておりますよ。

とまぁ、自身が叶えそびれた夢を己の店で見ることが出来る。

あくまで疑似体験となりますが、これはとても幸せなことです。

これからも親子で安心して飲める店、そういった店づくりをしてゆきたいと思っている次第ですよ。

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