マッチを擦れない子どもたち。

すすきの

『マスター、マッチってどうやって使うんですか?』

「それはね……」

ひいじいCAFEでございます

当店はすすきのの路地裏にあるCAFE&BARです。

とはいってもメインとなるものは喫煙、喫煙者の肩身が狭い昨今、それを思う存分楽しもうというということで、CAFEを名乗ってはいるものの、シガーバーとして営業しております。

当然、全席喫煙可能です。タバコの種類も何でも来いですよ。

煙が出れば皆兄弟、煙に貴賎はございません。思う存分お酒を楽しみ、煙を楽しみましょう。

「それ、常識だろ!」

サラリーマン時代、自身が上司や先輩から何度も言われた言葉です。

コチラ側としては青天の霹靂、そんな知識は持っておりません。

しかしながらその業界では当たり前のこと、それを知らないなんて非常識になってしまうというのは良くあることだと思いますし、耳にすることも多々あります。

ただ、自身の要領が悪かったのも否めないため、言われても仕方のないことかもしれません。

学べなかったのか、学ばなかったのか

冒頭の会話ですが、当店に来られる20代の方に多いです。

ワタクシみたいな40代からすると理科の実験やバザーなどで学ぶ機会があったためマッチなんて当たり前に擦れるはずです。

とはいえ、特別な事情があった方は別ですよ。

加えて、ライターにしても押すだけで火が点くライターではなく、石を擦るタイプのライターも使い方がわからない若い世代もおります。

画像ですと左側のタイプのものですね。

点火はチャッカマン

『常識』を押し付けられて嫌な思いをした自身として、『常識だろ!』と一蹴するのは違うと思っております。

まずはその人に寄り添うこと、これが先を歩く人の任務なんじゃないかな、そう常々思うのですよ。

話を良く聞いてみるとやはり使う機会がなかったとのこと。

自身は理科で火を扱うときにはアルコールランプにマッチがセット、それが当たり前。

じゃあ今はどうか。

それはガスバーナーにチャッカマン。

そりゃあ知らなくて当然です。

なぜなら学ぶ機会が無かったのだから。

ワタクシとてタバコに火を点ける以外でマッチなぞ使いませんて。

自分ですら日頃、というか年単位で使わないマッチを学ぶ機会が無かった若い世代がいきなり上手く扱えるわけないんですよ。

と、いうわけでいくら世の中的に常識と言われていることでも学ぶ機会が無かった方には優しく伝えてあげる、それが歳を重ねれば重ねるほど器の大きさが計れるんじゃないかな、そんなことを思ってます。

 

 

 

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